借金を返済するための正しい流れ!借金の解決には問題の先送りはNG
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
借金を返済する正しい流れは実にシンプルで、「毎月いくら返済すればいつ完済できる」を把握することと「それが現実的に可能なのか」を判断するだけになります。
仮に今お話ししたことが可能であれば、それに向けてコツコツ進めていくしかありません。しかし、返済の後でまた借り入れをしたりし、返済のために新たな借り入れをするのであれば、専門家の力を借りて借金のお悩みを解決することがベストな選択になります。
今回のコラムは。借金を返済するための正しい流れについて債務整理に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとっても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
お友達登録するだけで借金がいくら減額できるかわかる!借金減額LINE診断!
借金返済の正しい流れを司法書士がわかりやすく解説します。
ご自身の借金の状況を客観的に考えてみると「毎年ほとんど減っていない!」「よく考えると逆に増えている!」といったことが思い当たる方は多いかもしれません!
ご自身の借金について「借金の総額」「利息の利率と総額」「月々の支払いのうち元金に充てられる金額」「あと何回で支払いが終わるか」などなど、ご自身の借金についての詳細が把握できているでしょうか?
この中でも借金の総額ぐらいの把握ができている方はいるでしょうが、その他の細かいことは理解していない方がほとんどだと思います。
ご自身で返済が可能であれば、今までの返済を続けていけばいいと思いますが、このままでは借金の完済の目途が立ちそうもない方は債務整理を検討することがベストな選択になります。
借金問題はご自身で返済できるかどうかの判断をしないまま、だらだらと問題を先送りにするのが一番よくないと考えられます。
今回のコラムは、借金で悩んでいる方にとって必要な情報が多く載っていますので、ご自身の現状をしっかりと見つめなおして、今後の行動を判断する材料になり、最終的に借金問題を解決したいただきたいと思います。
ご自身の総借入額と利息をきちんと把握しよう!
まずは、ご自身の借金の総額と利息を把握しましょう!
当たり前ですが、借金をしたら利息をつけて返済する必要があります。
利息を超えた元金の分を返済することで、初めて借金が減ることになります。
借入額と利息の例
金融業者 | 借入額 | 金利 | 利息の額(年) | 利息の額(1か月) |
A社 | 50万円 | 年18% | 9万円 | 7,500円 |
B社 | 150万円 | 年15% | 22万5千円 | 1万8,750円 |
C社 | 300万円 | 年15% | 45万円 | 3万7,500円 |
金融業者の利息は貸金業法で定められた借入額に対する上限金利で計算しています。
借り入れ額が1番少ないA社でも毎月1万円の返済をしている人は、2,500円しか借金が減っていない状況なので、もちろん極端な例ですが50万円を完済するのに10年近くかかることになります。また、もしこの返済計画だと元金の返済より利息の返済の方が多くなります。
現在の返済額だと何回で完済になるのかを把握しよう!
ご自身の現在の借入額と利息を確認したら、残り何回支払えば完済になるのかを計算してみよう。
何回で完済になるかのシミュレーションは、自分でも可能ですが計算に自信がない人は、インターネットにある返済シミュレーションを利用しましょう。
ご自身の毎月の返済額の限界を検討しよう!
毎月いくら支払ったら、何回で払いで完済できるととは理解できたと思いますので、次はご自身の月々の支払いの限界を検討しましょう!
例えば、月々の返済額を5,000円増やすだけで完済までのスピードはかなり早くなります。
例を挙げれば50万円の借金なら、月々の返済額を2万円から2万5千円に引き上げると、完済までの支払い回数は30回から24回まで減らすことができます。
これは厳しい設定にしてしまうと途中で頓挫する可能性がありますし、本当によくあることなのですが空いた融資の枠で借り入れをしてしまうと一生完済することはできません!
自分が毎月の中で捻出できる金額の限界がわかったら、その金額でもう一度返済シミュレーションを行いましょう!
このシミュレーションで無理があると感じたら問題を先延ばしにしないで、債務整理の手続きを検討するのがベストな選択になります。
借金を返済する際の絶対にNGな行為を紹介します。
ここでは、借金を返済するのに絶対にNGな行為を紹介いたします。
NGな行為は「借金を返済して空いた融資枠で借り入れをする」「返済するために他の金融業者から借り入れをする」「リボ払いに変更して時間稼ぎをする」「闇金からお金を借りる」などで、これらの行為を行うと借金が減らないばかりか借金が増えていく可能性があります。
そして、ご自身の借金が年収の3分の1に達すると、総量規制(貸金業者から借り入れられる金額を年収の3分の1までとする法律上の規制)に引っかかり、新たな借り入れができなくなります。
ここまで来たらこのまま借金を増やし続けても解決の目途が立ちませんので、債務整理で借金を解決するのがベストな選択になります。
返済の完済が不可能そうなら債務整理を検討しよう!
ご自身の自力で借金の完済が無理であれば、残された解決方法は債務整理ということになります。
ダラダラとご自身の問題を先送りにしても、余計に利息を支払った上に、結局は債務整理することになります。
借金から目を逸らすことなく、債務整理を検討する必要があります!
債務整理の種類 | 債務整理の内容 |
任意整理 | 借金の利息をカットして返済額を減らす |
個人再生 | 借金を原則5分の1に減額する |
自己破産 | 財産を処分する代わりに借金のゼロする |
任意整理 ⇒ 個人再生 ⇒ 自己破産と、借金を減らす効果が高くなるけど、手続きの費用が高くなったり、手続きの条件が厳しくなります。
ご自身に収入がない方を除いて、200万円以下の借金であれば任意再生でも十分に効果があります。
それぞれの手続きについては以前のコラム「債務整理とは?借金問題を解決する債務整理の方法を丁寧に解説!」で詳細に解説していますので、ぜひご覧になってください。
どうでしょう、自己破産でのスマホの取り扱いについての理解は深まりましたでしょうか?
当コラムを運営する「債務整理ドットコム」では、借金に関する無料相談だけでなく、今の借金の返済がどれぐらい減るのかの借金減額無料診断を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用して借金問題を解決していただきたいと思います。
ここまでで、今回のコラムの「借金を返済するための正しい流れ!借金の解決には問題の先送りはNG」というテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。