クレジットカードのリボ払いの返済から抜け出す方法を詳しく解説!
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
初めてリボ払いを利用すると、その便利さに驚きますが、気が付くとクレジットカードの限度額までアッという間に利用してしまいます。そこまでいって初めて毎月返済を続けていてもリボ払いの利用残高が減らないことに気が付きます。リボ払いは借金です!
今回のコラムでは、クレジットカードのリボ払いの返済から抜け出す方法について債務整理に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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クレジットカードのリボ払い地獄から脱出する方法をわかりやすく解説!
クレジットカードで使いすぎた分をリボ払いに回したら、アッという間にクレジットカードの限度額まで利用していることがあります。毎月できる範囲で返済していても、借金はまったく減らずに完全にリボ払いの地獄にハマっている方もいらっしゃいます。
今回のコラムでは、クレジットカードのリボ払い地獄から抜け出す方法について債務整理に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
リボ払いと分割払いはどう違うのか?
まずは、リボ払いから抜け出すためにも、リボ払いが何なのかを理解いたしましょう。
リボ払いと普通の分割払いの違いは理解しているでしょうか?実は構造的には両者に差がありません。例えば「借金額」「月々の支払額」「金利」この3つが同じであれば、リボ払いでも分割払いでも同じタイミングで完済が可能です。
では、なぜリボ払いだけが危ないとされているのかを解説いたします。
リボ払いは月々の支払額が一定です。
リボ払いは「月々の支払額を自分で決めることができる」「その支払額は借金額にかかわらずに一定」になります。リボ払いでは、借金額が大幅に減ったり増えたりしない限りは返済額は一定のままになります。
リボ払いの場合は、借金額に応じて元金と利息に振り分けられる金額の割合が変化していくのが特徴になります。例えば、借金が100万円あるリボ払いで月々2万円の返済だと、1万2500円が利息で、残りの7500円が元金に充てられますので、このリボ払いの完済までの期間は3年半ぐらいかかります。同じ条件で150万円あるリボ払いで月々2万円の返済だと、1万8750円が利息で、残りの1250円が元金に充てられますので、このリボ払いの完済までの期間は約18年ぐらいかかります。
リボ払いの特徴である借金額が増えても支払額は一定というのは、返済の大部分が利息としてカード会社に吸収されてしまうことになります。
分割払いは支払い回数によって返済額が変わります。
リボ払いに比べると、普通の分割払いはもっとシンプルで「借入額を決定する」「分割の回数を決める」「月々の支払額が決まる」に3点なので、月々いくら返済していつまでの完済するのかが簡単にわかります。普通の分割払いであれば、支払い回数と月々の支払金額の両面から慎重に検討しますし借金額が増えたら返済額が増えるものわかりやすいと思います。
リボ払いが危険だと言われる理由
以下がリボ払いが危険だと言われる理由になります。
- リボ払いは借り入れが簡単にできる
- リボ払いは借り入れが増えても気づきにくい
- リボ払いはあと何回で完済になるのかがわかりにくい
リボ払いは、お金を貸しているという感覚がなく、借金が増えていることに気づかせないようにする仕組みが整っています。リボ払いを理解して適切に使える人はいいけど、借金に無頓着な人は簡単に泥沼化してしまいます。
クレジットカード会社がリボ払いをお勧めする理由
リボ払いで買い物した人はポイント〇倍とか、初年度は手数料無料といったキャンペーンがあるように、クレジットカード会社はなんとしてでもリボ払いを利用させたいように感じます。
加盟店からの手数料よりリボ払いのメリットが大きいから
以下がカード会社の主な収益になります。
- クレジットカード加盟店からの手数料
- リボ払いや年会費など会員からの手数料
クレジットカード会社が収益を増やすには、加盟店を増やすか、会員を増やすかのどちらかをしなければなりませんが、加盟店を増やすのはそう簡単ではありませんし、すでに加盟店が飽和状態になっている状況にあります。
だからこそ、リボ払いを利用する会員を増やして収益を伸ばそうとしています。リボ払いなら貸付額を増やせば収益も増えるので、あの手この手でリボ払いを利用させようとしています。
- 奨学金1%以下
- 銀行カードローン9~13%程度
- 消費者金融7~15%程度
- リボ払い14~15%程度
リボ払いは、消費者金融とほぼ同じ金利なので、利益率が高いことがよく理解できると思います。
リボ払い脱出計画1:現状を把握する
まずは、自分のリボ払いの現状についてきちんと理解しよう。リボ払いは、ある程度の額を利用しても支払額が変わりませんし、自動的に限度額が引き上げられていることもあります。
あなたはどこまで理解していますか?
- 現在の借り入れ総額
- 支払いのうちで元金と利息の割り合い
- 今ペースで何回支払えば完済できるのか
- 利息を含めていくら返済するのか
まずは、ご自身のリボ払いの現状をきちんと把握しましょう。例えば100万円のリボ払いがある場合に3年間で返済する場合のシミュレーションは、月々の返済額は約3万5千円になり、完済までの利息の合計は約25万円になります。
こうしたシミュレーションはインターネット上のツール「返済シミュレーション」で簡単に計算することができますので、ご自身の状況を入力して、ご自身のリボ払いの状況を確認いたしましょう!
リボ払い脱出計画2:クレカとリボ払いの利用をやめる
皆様も理解していると思いますが、リボ払い地獄を抜け出す第一歩は、クレジットカードを使わないこと、リボ払いを利用しないことになります。しかし、リボ払いで苦しんでいる人は、すでにクレジットカードの利用が生活をしていく上での前提になっていますので、なかなかこの状態から抜け出すことが難しいと思います。
クレジットカードの利用をやめられない方は、借り換えローンを検討しよう。次のクレジットカードの支払いとリボ払いの残高全部を、借り換えローンで完済してしまいます。普通の分割払いの場合は、一度組んだローンの内容を変更することは難しいので、しっかりとした計画に従って完済しましょう。
リボ払い脱出計画3:借り換えが無理なら債務整理を検討しよう
クレジットカードの利用をやめることが難しかったり、借り換えローンの審査に通らなかった場合は、債務整理を検討しましょう。
リボ払いが原因の借金問題の解決であれば、債務整理の中でも1番デメリットが少ない任意整理がベストな選択になります。任意整理は他の債務整理の手続きである個人再生や自己破産と比べても費用が1番安くて済みますし、期間も短くて済み、何よりも弁護士や司法書士に依頼してしまえば、その後は任せておくだけで大丈夫です。
任意整理の手続きは、弁護士や司法書士が本人の代理人になり、直接相手の貸金業者と交渉して今後の利息をカットして、月々の返済額を減額して借金の完済を目指す手続きです。
約200万円のリボ払いがある場合の月々の返済額は約7万円になり、リボ払いを完済するまでの利息の合計は約50万円になります。同じ条件で任意整理をすると月々の返済額は約3万3千円まで減額されて、リボ払いを完済するまでの利息の合計はもちろんゼロ円になりますので、任意整理することで月々の返済額はかなり減額できます。
また、任意整理を弁護士や司法書士に依頼すると、相手の貸金業者に対して「受任通知」という書面を送ります。その受任通知が相手の貸金業者に届いた後は、直接本人に対して請求や督促などの取り立て行為ができなくなります。また現在の返済もストップできますので、今までの借金のストレスから解放されると思います。
どうでしょう、個人再生の成功率と個人再生が失敗するケースの対処法についての理解が深まりましたでしょうか?
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ここまでで、今回のコラム「クレジットカードのリボ払いの返済から抜け出す方法を詳しく解説!」のテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。