300万円の借金の完済に期間と利息はいくらかかる?任意整理だと?
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
借金の返済を続けていて、いつまで経っても借金が減らない理由は当たり前ですが利息が高額だということになります。また、返済した後に借り入れをしたり、返済をした後にリボ払いでカードを利用してしまいますと、ずっと借金は減らないことになってしまいます。
任意整理の手続きは、弁護士や司法書士がご自身の代理人になり、相手の貸金業社と直接交渉して今後の利息をカットし、月々の返済額を減額して3年から5年程度の期間で完済を目指す手続きです。任意整理後は利息がなくなりますので、返済さえ続けられば借金完済までの道筋がはっきりと見えるようになります。
今回のコラムでは、仮に300万円の借金がある場合に完済するまでの返済額の総額や完済までの利息の合計、また同じ条件で任意整理した場合の借金の減額効果について債務整理に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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300万円の借金を5年で完済すると、支払う利息の合計はなんと約128万円です!
借金も徐々に増えていき300万円までになると、20代の平均年収と同じぐらいの金額になりますし、いよいよご自身の手に負えなくなるといった状況だと思います。
今回のコラムでは借金の総額が300万円の完済までの返済シミュレーションについて、また実際に債務整理の手続きをとった場合の返済額などを詳しく解説いたします。
借金300万円を自力で返済する場合の完済までのシミュレーション!
まずは、300万円の借金がどのくらい大きな金額なのかをしっかりと理解いたしましょう!
月々の返済額別で300万円の借金の返済シミュレーションをいたします。
毎月7万円の返済でも完済に5年かかります。
借入額 | 300万円(年利15%) |
毎月の支払額 | 7万円 |
完済までの期間 | 5年 |
完済までの総額 | 約428万円 |
300万円の借金を返済していく現実的な返済額と期間がこのケースになると思います。これでも完済までに支払う利息の合計は約128万円にもなります。
毎月5万5千円で完済までに7年半かかります。
借入額 | 300万円(年利15%) |
毎月の支払額 | 5万5千円 |
完済までの期間 | 7年半 |
完済までの総額 | 約500万円 |
300万円の借金を返済していくのに返済額を5万5千円にすると、完済までの期間は約2年半長くなり、完済までに支払う利息の合計はなんと約200万円にもなり、300万円の借金を完済するのに約500万円を支払うことになります。
毎月4万円で完済までに18年かかります。
借入額 | 300万円(年利15%) |
毎月の支払額 | 4万円 |
完済までの期間 | 18年 |
完済までの総額 | 約869万円 |
300万円の借金を返済していくのに返済額を4万円にすると、完済までの期間はなんと18年間かかることになり、完済までに支払う利息の合計はなんと約569万円にもなり、300万円の借金を完済するのに約869万円を支払うことになります。
300万円の借金を毎月4万円で返済していくということがいかに無駄なことだということがよく理解できたと思います。また、思い当たる方もいらっしゃると思いますが、返済後に借り入れをしたり、返済後にクレジットカードのリボ払いの利用をしてしまうと、前述した毎月4万円での返済シミュレーションよりも多くの利息を支払う可能性があります。
こういった返済を続けている方は、消費者金融会社やクレジットカード会社にとってはとてもいいお客さまだといえますが、ここまで利息を支払ってしまいますと、ご自身の生活も圧迫することになりますし、借金地獄からの脱出が大きなキーポイントになります!
借金300万円を返済するなら年収は900万円以上必要になります。
ここまで普通に返済することを前提に解説をいたしましたが、300万円の借金を自力で返済するなら、年収は900万円以上ないと現実的には厳しいと思います。
実は、貸金業者からの無担保の借金は、年収の3分の1までしか借りることができないんです。要するに国の方針では年収の3分の1以上の借金は返済が難しいという判断があるということです。
借金300万円を任意整理したら5年間の利息分で約128万円安くなります。
前述したようにご自身に300万円の借金があって、その300万円の借金を5年間で返済するシミュレーションであれば月々の返済額は約7万円になり、完済までに支払う利息の合計は約128万円になります。
同じように300万円の借金を任意整理すると、月々の返済額は5万円まで減額され、完済までに支払う利息の合計はもちろんゼロ円になりますので、約128万円の支払いが節約できることになります。
返済が長期化している人にはさらなる減額効果があります。
300万円の借金を5年で完済する場合、任意整理をすれば約128万円を減額できると解説いたしました。
ここから解説するポイントが重要になりますが、300万円の借金を5年間で返済するために、毎月約7万円を5年間、総額428万円を支払うというだけで済まない人が多いということです。多くの人がこの300万円の借金になってから何年も減ったり増えたりを繰り返していることが多いということです。
しっかりと5年で完済できれば128万円の利息で済みますが(それでも高額ですが!)もし完済までに10年かかるとなんと280万円まで利息が膨らむことになります。
さらに10年で済めばいいのですが、借りたり返したりを続けている場合は、永遠に利息だけを支払っている状態になりますので、任意整理の手続きで利息を減らすというだけでなく、任意整理をすることでご自身の借金完済までの道筋がはっきりと見えるようになります。
任意整理の手続きをすると、月々の返済額も減額できますし、利息も大幅に節約することが可能です。そして、任意整理の1番のメリットは手続きが簡単なことで、費用も安いですし、期間も短くて済みます。何より弁護士や司法書士に依頼してしまえばご自身ですることはほとんどありません。
また、任意整理の手続きはとても柔軟性があり、住宅ローンや自動車ローンがある場合は、それらのローンを手続きから外すことでマイホームや自動車を手放さなくて済むことです。同じように保証人が付いている借金がある場合でも、保証人が付いている借金を任意整理の手続きから外すことで保証人に迷惑をかけずに他の借金を整理することが可能です。
任意整理の手続きは、他の債務整理の手続きである個人再生や自己破産と違って裁判所を通しませんので、会社や友人のみではなく同居している家族にも秘密にしてご自身の借金問題の解決が可能です。
どうしても任意整理での解決が難しい場合は個人再生や自己破産を検討しよう!
300万円の借金を任意整理しても月々の返済は5万円程度にはなってしまいます。もし、月々の返済の5万円が難しい場合は他の解決方法を検討しなければなりません。
同じように300万円の借金を個人再生した場合の月々の返済額は約2万8千円前後まで減額され、もちろん完済までの利息の合計はゼロ円になりますので、任意整理と比較しても個人再生の借金の減額効果がよく理解できると思います。特に月々の返済額が大きく減額できますので、月々の返済額を減額したい方は個人再生がベストな選択になります。
そして、失業といった理由などで収入がなくなってしまった方は自己破産での解決を検討する必要があります。自己破産はご自身が所有する価値がある財産を処分されてしまうというデメリットはございますが、逆に言えば価値ある財産を所有していない方にとっては自己破産の1番のデメリットがありませんので、もし返済自体が難しいという方は自己破産を積極的に検討してみてもいいと思います。
どうでしょう、300万円の借金の完済に期間と利息はいくらかかるというテーマについての記事の内容はどうでしたか?
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ここまでで、今回のコラム「300万円の借金の完済に期間と利息はいくらかかる?任意整理だと?」のテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。