自己破産後はクレジットカードの利用や作成が困難に!対策を解説!
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
自己破産は、ご自身の所有する財産を処分する代わりに借金のすべてをゼロにすることができる手続きです。借金でどうにもならなくなった状態から人生を再スタートするには自己破産はベストな選択になります。
自己破産は借金地獄から抜け出すために国が作った救済制度ですが、もちろんデメリットもあり、そのデメリットの1つが自己破産をすると、しばらくの期間はクレジットカードが使えなくなるということです。
今回のコラムでは、なぜ自己破産するとクレジットカードが使えなくなるのか、どのくらいの期間をおけばまた使えるようになるのか、またクレジットカードの利用できない場合の対処法も解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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自己破産後のクレジットカードの取り扱いは?審査に落ちた対処法も解説!
自己破産の手続きをすると、その後のしばらく間はクレジットカードが利用できなくなります。
今回のコラムでは、なぜ自己破産するとクレジットカードが使えなくなるのか?どのくらいの期間をおけばまた使えるようになるのか?クレジットカードの利用できない場合の対処法も解説いたします。
自己破産後にカードが使えなくなる理由を解説します。
自己破産の手続きを弁護士などの専門家に依頼すると、まずクレジットカード会社に対して依頼人から自己破産の手続きを引き受けましたという「受任通知」が送られます。その受任通知を受け取ったクレジットカード会社はその時点でクレジットカードを強制解約するので、その時点からクレジットカードは使用できなくなります。
債務整理の基礎知識なので説明いたしますが、受任通知を受けたクレジットカード会社は、本人への連絡や取り立てが禁止されます。ですから、わずらわしい電話での取り立てや各債権者への返済もストップできますので、その期間にご自身の生活を立て直すことができます。
ただし、そのクレジットカード会社にとっては借金を返してくれない人という扱いになりますので、自社のブラックリストにずっと登録されることになります。
自己破産後にクレジットカードが作れるようになるまでの期間を解説します。
自己破産の手続きをするとクレジットカードが利用できなくなりますが、一生クレジットカードを利用できないわけではありません。
自己破産の手続きをすると、信用情報機関に事故情報が記載されます。結論から言えば、信用情報機関に登録された情報さえ消去されてしまえば、またクレジットカードが作成できるようになります。
各信用情報機関には、自己破産の情報について保存期間を設けています。
信用期間名 | 自己破産の情報が消えるまでの期間 |
CIC | 免責許可決定が確認できた日から5年間 |
JICC | 自己破産の発生日から5年を超えない期間 |
KSC | 自己破産の手続開始決定を受けた日から10年を超えない期間 |
クレジットカード会社の多くは、CICかJICCに加盟していますので、大まかになりますが自己破産の手続き終了後から5年程度と考えておけばいいでしょう。ただし、KSCは銀行系なので、銀行系のクレジットカードに関しては自己破産の手続き後10年はクレジットカードの利用が制限されます。
自己破産後にクレジットカードが作れるかどうかを確認する方法を解説します。
ここでは、自己破産の手続き後にある程度の期間が経過した後にクレジットカードが作成できるかどうかを確認する方法を解説いたします。それは前述した各信用情報機関に直接問い合わせることです。
以下が、ご自身の信用情報を確認するための信用情報機関に問い合わせ先になります。
信用情報機関 | 確認方法 | 問い合わせ |
CIC(シー・アイ・シー) | オンライン郵送窓口 | 電話 0570-666-414 |
JICC(日本信用情報機構) | スマホ専用アプリ郵送窓口 | 電話 0570-055-955 |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 郵送のみ | 電話 0120-540-558 |
CICとJICCはオンラインでの申請が便利です。窓口での対応は休止していることもありますので、事前に確認することをお勧めいたします。各信用情報機関で情報を確認した結果、まだ自己破産の記録が残っていば、新たな申し込みや契約はしない方がいいでしょう。
自己破産後にクレジットカードの審査に落ちた場合の対処法を解説します。
仮に、自己破産の手続き後5年から10年が経過しているのにクレジットカードの審査に落ちた場合には、信用情報機関に事故情報が残っている可能性があります。クレジットカードの審査は、ご自身の収入との兼ね合いもありますので絶対ではありませんが、その信用情報機関に連絡して、期間が過ぎているのに事故情報が残っていると申告することも考えた方がいいでしょう。申請の方法はそれぞれの信用情報機関によって違いますので、各信用情報機関に問い合わせをしてください。
どうでしょう、自己破産後はクレジットカードの取り扱いについての理解は深まりましたでしょうか?
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ここまでで、今回のコラム「自己破産後はクレジットカードの利用や作成が困難に!対策を解説!」の解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。