債務整理は会社にバレません!秘密にする方法と注意点を解説!
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
債務整理をしても会社に知られてしまうことはありません。また、債務整理がきっかけで会社を解雇されたり、減給されたりすることは原則としてありません。
しかし、ご自身の借金が会社に知られない方がいいに決まっています。債務整理をしても基本的には会社に知られることはありませんが、ちゃんと専門家の指示に従わないと最悪の場合には会社に債務整理していることがバレてしまうケースがあります。
今回のコラムでは、債務整理したことが会社に知られてしまうパターンとその対処法について、債務整理に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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債務整理は会社に秘密にできます!会社にバレない方法と注意点を解説!
債務整理をしたら会社にバレてしまわないかと心配する方はとても多いと思います。
法的な立場からいいますと、債務整理をしたことで会社を解雇されたり、減給されたりすることはありませんし、厳密に言えばできません。しかし、法的な考え方とは別に債務整理をしたことがきっかけで周りの人間関係にひびが入る可能性はあります。
今回のコラムでは、債務整理したことが会社に知られてしまうパターンとその対処法について、債務整理に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
債務整理をしても会社にはバレません!
最初から結論になってしまいますが、債務整理をしても会社にはバレることはありません!
しかし、債務整理することを絶対に会社に知られないわけではなく、いくつか会社に知られてしまうケースがあります。ここからは、会社に知られてしまうケースをいくつか紹介いたします。
債務整理が会社に知られるケースを紹介いたします。
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の3種類の方法があります。ここからは、それぞれの手続きごとに会社にバレるケースを紹介いたします。
任意整理の手続きで会社にバレるケース。
任意整理の手続きでは、弁護士や司法書士がご自身の代理人となり相手の貸金業者と直接交渉して、今後の利息をカットして月々の返済額を減額して解決をする手続きです。
任意整理は裁判所を通しませんので、会社はもちろんのこと、同居している家族にも知られずに借金問題の解決ができます。ですから、任意整理でご自身の借金問題を解決しても会社にバレることはありません!
しかし、任意整理の手続きでも会社にバレる可能性がないわけではありません。任意整理の手続きで借金が会社にバレるケースは、任意整理後の減額した返済まで滞納した場合になります。
任意整理をすると返済するのに利息もなくなりますし、月々の返済額も減額されます。しかし、その減額した返済を滞納してしまうと任意整理は白紙に戻り、利息も復活しますし貸金業者から一括で残金を請求されることになります。このケースで一括で支払いができないと裁判所に訴訟を提起されてご自身の給料を差し押さえられてしまいますので、この時点で多額の借金があることが会社にバレてしまいます。
逆に言えば、任意整理後の減額された返済をちゃんとしていれば、借金があることや任意整理したことが会社に知られることはありません!
個人再生の手続きで会社にバレるケース。
任意整理で会社にバレることは基本的にはありませんが、個人再生では少し取り扱いが違います。
個人再生の手続きでは、裁判所に申し立てをして借金の総額を約5分の1に減額し、その減額した借金を3年から5年で返済して解決する手続きです。
基本的には個人再生の手続きでも会社にバレることはありませんが、個人再生の手続きが会社にバレるケースがいくつかありますのでご紹介いたします。
個人再生の手続きは、任意整理と違って全部の借金が対象になりますので、もしご自身が会社から借り入れをしていると会社に対して通知がいきますので、会社に個人再生することがバレてしまいます。また、会社の関係者がご自身の借金の保証人になっているケースも保証人に請求が行きますので、会社に個人再生することがバレてしまいます。
個人再生の手続きでは、退職金の額を証明する必要があります。そこで会社から退職金証明書をもらう必要があり、少し不審に思われる可能性がありますので「ローンの申し込みの際に提出するようにいわれた」など会社に説明をしてごまかす必要があります。
最後は、任意整理と同じパターンになりますが、個人再生で大きく減額された返済を滞納してしまうケースです。この減額した返済を滞納してしまうと個人再生は白紙に戻り、減額された借金も元に戻りますし貸金業者から一括で残金を請求されることになります。このケースで一括で支払いができないと裁判所に訴訟を提起されてご自身の給料を差し押さえられてしまいますので、この時点で多額の借金があることが会社にバレてしまいます。
もう1つ官報という特殊な新聞に個人再生をしたことが掲載されますが、金融機関にでもお勤めしていなければ官報から個人再生したことが会社に知られることはありません。
個人再生の手続きでは、会社から融資を受けておらず、会社の方に保証人になってもらっていなければ、基本的に個人再生が会社に知られることはありません。もちろん任意整理と同様に返済はしっかりとおこなう必要があります。
自己破産の手続きで会社にバレるケース。
自己破産の手続きでは、裁判所に申し立てをしてご自身の所有する財産を処分する代わりに借金のすべてを帳消しにする手続きです。自己破産も基本的には会社にバレることはありません。しかし、個人再生と同様に自己破産も会社にバレるケースがいくつかあります。
自己破産の手続きは、全部の借金が対象になりますので、もしご自身が会社から借り入れをしていると会社に対して通知がいきますので、会社に自己破産することがバレてしまいます。また、会社の関係者がご自身の借金の保証人になっているケースも保証人に請求が行きますので、会社に自己破産することがバレてしまいます。
自己破産の手続きでは、退職金の額を証明する必要があります。そこで会社から退職金証明書をもらう必要があり、少し不審に思われる可能性がありますので「ローンの申し込みの際に提出するようにいわれた」などと会社に説明をしてごまかす必要があります。
次がお仕事によっては自己破産したことが会社にバレるケースがあり、弁護士や税理士といった一定の資格の方、保険外交員や警備員といった一定の職業の方は、自己破産の手続き中はその仕事ができなくなりますので、自己破産することが会社にバレる可能性があります。
もう1つ官報という特殊な新聞に自己破産をしたことが掲載されますが、金融機関にでもお勤めしていなければ官報から自己破産したことが会社に知られることはありません。
最後が、インターネットの情報から会社にバレてしまうケースです。以前に破産者マップというWEBサイトがあり、また新たに新破産者マップというWEBサイトが作られました。もぐら叩きのように新たにサイトが作られては閉鎖されることを繰り返していますが、可能性は限りなく低いとは思いますがタイミングが合ってしまうと会社の誰かに自己破産が知られる可能性があります。
とりあえず、自己破産の手続きででも会社にバレる可能性は低いと思いますが、その他の債務整理と比較すると会社にバレる可能性は少なからずありますので、自己破産は最後の手段だと考えておきましょう!
債務整理は同居している家族にも知られずに手続きできる?
任意整理の手続きは会社や友人だけでなく同居している家族にもバレることは基本的にはありません。しかし、個人再生や自己破産では裁判所に必要書類を提出いたしますので、同居している家族の方にも手続きを進めるのに協力していただく必要があります。
ただし、個人再生と自己破産の手続きを家族に知られずに絶対にできないわけではありません!どうしても家族に知られずに個人再生や自己破産の手続きをしたい場合には、実務経験が豊富な当事務所の無料相談からお気軽にお問い合わせください。
どうでしょう、債務整理が会社にバレない方法と注意点についての理解が深まりましたでしょうか?
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ここまでで、今回のコラム「債務整理は会社にバレません!秘密にする方法と注意点を解説!」のテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。