自己破産のデメリットやペナルティ!自己破産に詳しい司法書士が解説!
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
自己破産の手続きではご自身が所有している財産を処分する代わりにすべての借金を帳消しすることができる手続きだということはご存知の人も多いと思います。
しかし、自己破産の細かい不利益についてはご存知の人は少ないと思いますし、何と言ってもインターネットには自己破産についてのウソの情報が多くありますので、わたしのコラムを読んでいただき自己破産に対する正しい知識を知っていただきたいと思います。
今回のコラムでは、自己破産の手続きにはまったく不利益がないわけではありませんので、その不利益について詳しく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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自己破産の手続きでの不利益について司法書士がわかりやすく解説します。
もし、自己破産の手続きでなんのデメリットやペナルティがなければ、それは逆に問題になることだと思います。
自己破産によって借金が踏み倒された業者にとっては浮かばれない話しになりますよね。
それでは、今回のコラムのテーマである自己破産のデメリットについて、また自己破産に対する誤解についても解説いたします。
自己破産することによって生じるデメリットを紹介します。
自己破産の最大のデメリットは、ご自身が所有している財産を処分されてしまうことです。
いくら借金が多く自己破産以外に解決方法がないにしても、所有している自宅や高級な自動車を失うことはかなりのデメリットになります。
逆に言えば、めぼしい財産を持っていない人にとってはデメリットにならないということでもあります。
基本的に99万円までの現金と、20万円以内の財産、家財道具やパソコン、スマホなどは処分の対象になりません。
どうしても自宅や自動車を失いたくない人は別の債務整理の方法を検討する必要があります。
次のデメリットは、自己破産をすると信用情報機関に事故情報が記載されるので、5年程度の間はローンやクレジットの利用が制限されます。これは他の債務整理の手続きでも同じなので、自己破産特有のデメリットではありません。
次が、ご自身の借金に保証人が付いていると、その保証人に対して請求がいくことです。また、多くのケースでは保証人に対して一括返済を求められるケースが多いので注意する必要があります。
次が、自己破産した事実が官報という新聞に載ります。官報は国が定期的に発行する広報紙のことで、新しく決まった法令や国からの告知などが掲載されます。
自己破産をすると、名前や住所が掲載されることになるりますが、基本的に官報を定期的にチェックしている人はほとんどいませんので、そこまで気にしなくても問題ではありません。
その他にも、自己破産の手続きを行っている間には、生活において若干の制限があります。
自己破産の手続き中は資格の制限があります。資格の制限に関しては以前のコラム「自己破産による資格や職業の制限をわかりやすく解説いたします!」で詳細を解説していますので、ぜひご覧になってください。
次は、自宅や高級な自動車を所有しているような場合には財産の処分の手続きが大変になりますので、自己破産の手続き中は引っ越しや海外旅行ができなくなったり、郵便物にチェックが入ることがあります。しかし、こういったケースはよほど多額な財産を所有しているケースなので、一般的な自己破産では引っ越しや海外旅行が出来ないといったことはありません。
最後が、最近のデメリットの話しになりますが、インターネット上で自己破産関連のマップサイトが公開されることです。サイトが公開されては閉鎖を繰り返していますが、こんなこともいい気持ちはしませんので、ある意味自己破産のデメリットかもしれません。
自己破産のデメリットでよくある誤解を解説!
ここからは、インターネットでもよく見る自己破産でよくいわれている誤解のデメリットになります。
- 仕事を解雇される
- 家族にバレてしまう
- 戸籍や住民票に記録が残る
- 家族が代わりに返済する必要がある
- 選挙権を失う
- 携帯電話が契約できなくなる
- 将来年金が支給されない
以上のことは基本的に全部誤解になりますが、1つだけ家族に対してバレないというのは同居していない家族という前提があり、同居している家族に対しては裁判所から書類が届いたり、同居人に関する書類の提出を裁判所から求められることから同居している家族に秘密にすることはかなり難しくなります。
今回のコラムでは、自己破産のデメリットについてかなり細かい部分まで解説させていただきました。読者の方の率直な感想はいかがでしょうか?基本的に価値ある財産を所有している方や特定の資格でお仕事をしている方以外は、大きなデメリットがないと感じたのではないでしょうか。
自己破産は借金で困っている人たちを救うためには国が作った制度になります。仕事の失敗や離婚など、本当に借金でどうにもならない状況であれば、自己破産はもう1度人生をやり直すことができるとてもいい制度だと思います。
どうでしょう、自己破産におけるデメリットや誤解についての理解は深まりましたでしょうか?
当コラムを運営する「債務整理ドットコム」では、借金に関する無料相談だけでなく、今の借金の返済がどれぐらい減るのかの借金減額無料診断を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用して借金問題を解決していただきたいと思います。
それでは、ここまでで今回のコラム「借金は減額できる?借金のお悩みは借金の無料減額診断で解決する!」というテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。