借金地獄の末路とは?地獄に陥るパターンを段階的にご紹介します!
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
借金の返済を滞納してしまった人は、最終的にどんな末路をたどるのでしょうか?ご自身が返済が難しくなってしまうと、借金の滞納がどのような結果に繋がるのかを知りたい人は多くいらっしゃると思います。
借金の返済を滞納してしまうと段階的にパターンがあり、徐々に良くない状況に陥っていき、最終的に給料や財産などを差し押さえられるという結果に繋がります。
今回のコラムでは、借金の返済を滞納した後に行われる債権者からの督促のパターンを段階的にご紹介いたします。また、それぞれの段階におけるリスクや注意点についても債務整理に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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借金の滞納した人の末路について司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします!
借金を返せない人の中には、いつまで経っても借金を完済できない人と本当にもう支払うことができなくなった人の2種類がいます。前者のいつまで経っても借金を完済できない人は貸金業者に利息を支払い続ける「カモ」であり、後者の本当にもう支払うことができなくなった人は最終的に裁判を起こされて財産や給料を取られるという末路が待っています。
さて、ここで最終的な末路についてご紹介いたしましたが、貸金業者が裁判を起こしてくるのは最終手段になります。それまでにこちら側で取れる行動や取らなければならない行動はいろいろとございます。
今回のコラムでは、借金が返せない人の末路とそれを回避する方法をメインにご紹介いたします!
借金が返せなくなった人の末路を詳しく解説します!
まず、リボ払いとかカードローンを利用している人に特に多いケースになりますが、利息が増えすぎて永遠に借金が減らないという状況にハマる場合です。毎月支払いをしているけれど一向に借金が減らないし、少し減ったと思ったけど、また借り入れをしてしまう。
限度額の枠の辺りをずっとうろうろしているのは、貸金業者にとってこんなにありがたいお客さんはいないと言えます。貸金業者からしてみれば毎月何もしなくてもお金を振り込んでくれる「最高のお客さま」と言えるでしょう。
この「減らない・終わらない」の借金地獄!利息のみをずっと支払い続けていくのも借金が返せない人の一つの末路と言えるでしょう。
借金を放置した結果、給料や財産を差し押さえられるケース
これは、様々な事情によって借金の返済をやめて放置してしまった人にやってくる末路になります。
借金の返済を滞納してしまうと、貸金業者は電話や書面、訪問などの様々な方法を用いて返済を求めてくきます。しかし、物理的に拘束されてお金を奪われたり、ATMを無理やり操作させられるわけではありません。昔とは違って反社会組織のように暴力や脅しをしてくることもありません。
ですから、このまま支払うことをしなければ逃げ切るのではないかと考える人がでてきても別に不思議ではありませんが、当たり前ですが世の中はそんなに甘くはありません。
最後には裁判を起こされて貸金業者にお金を返しなさいという判決が下ってしまいます。そして、判決を無視した場合は最終手段として「強制執行」という形を取ることになり、財産や給料を差し押さえられることになります。
夜逃げをしたら一生不便な生活を送ることになります。
夜逃げをして住所を一切不明にして、借金返済を求めたくてもできない状態にしてしまおうと考える人もいると思います。
ここからは、夜逃げをした人の末路について説明いたします。
基本的に住民票を移さなければ業者は追ってこれないことになりますが、住民票を残したまま夜逃げをするとかなり不便な生活を強いられることになります。
- 自治体や公共施設のサービスを受けることができなくなります。
- 郵便物がきちんと自宅に届かなくなります。
- 選挙に参加できなくなります。
- 住民税の手続きなどで職場に怪しまれます。
- 運転免許の更新ができなくなります。
これだけでもかなりの不便さがありますが、特に子育てを考えると夜逃げはかなり難しいと考えられます。
借金の返済を滞納してから給料の差し押さえまでの流れを解説します。
まずは、借金の返済を滞納してしまうと、借金の返済日を過ぎた翌日から遅延損害金が発生いたします。
そして、返済日をすぎても返済がなかった場合には、貸金業者から電話がかかってきます。その時の内容は「支払いの確認が取れなかったのですが」といった優しい内容のものであることが多くあります。
次に、支払いを1週間以上遅れてしまうと、貸金業者から支払いを求めるハガキなどが届くようになり。もちろんお電話での督促は毎日続きますので、この頃からの取り立てはかなりストレスを感じることになります。たった1週間程度の支払遅れであっても、きっちり遅延損害金が加算されています。
返済もなく、ご本人とまったく連絡がつかない場合は、安否確認や在住確認のために担当者が自宅を訪問してくることがあります。訪問してきたスタッフは借金の取り立てや返済の交渉などを行うことはできないことが多く業者からの手紙を渡すだけ渡して帰っていくことがほとんどです。
それでも返済がなく、連絡もつかない場合は貸金業者がご本人の職場に対して電話をしてくることがあります。一応、怪しまれないようなそれっぽい理由をつけて本人に代わるように求めてきますが、支払いをなんとなく先延ばしにしていた人も業者から職場に電話がかかってきたらドキッとしますよね。職場の人からも怪しまれるかもしれないので、そうならないように気を付けたいです。
2ヶ月以上返済を滞納するとブラックリストに登録されてしまいます。借金に関する個人情報は、各信用情報機関にすべて記録されていますが、その中でも「数か月の滞納」は「事故情報」として記録されてしまいます。
ちなみに、ブラックリストなってできなくなるのは借り入れだけじゃなく、お金の信用にかかわることはいろいろと出来なくなりますので気を付ける必要があります。
- 新たな借り入れ
- クレジットカードの作成
- 新たにローンを組む
- 誰かの保証人になる
スマホの本体代を分割払いすることもできなくなりますので気を付けましょう!
その後も電話や書面での督促は続きますが、裁判をほのめかす手紙を無視していると、最終的には「借金を一括で返済してくだい」といった内容の手紙が届きます。
そもそもは、分割払いで返済するという契約を結んでいるのを、一括払いでの請求を受けるのは「あなたのことはもうお客さんだと思っていません」という強いメッセージが込められているとも受け取れます。この段階になると、相手は貸金業者ではなく、貸金業者が契約している保証会社から請求がくる場合もあります。ですから、突然知らない業者から借金返済を求められることがあるということになります。
借金の返済を滞納してから3ヶ月を超えると、業者側からではなく裁判所から手紙が届くようになります。これは「貸金業者が裁判所にアクションを起こし始めた」という証拠になりますので、本格的にまずい状況になります。
まずは支払督促という手段を取ってくる業者が多く、支払督促とは借金を回収する簡易な手続きのようなもので、基本的に2週間以内に裁判所に対して「異議申し立て」ををしないと、業者側の言い分が完全に認められてしまうことになります。
その後に裁判所の決定を無視した場合は「強制執行」という形を取られることになります。一般的にこのような状況になってしまった人には財産がないことがほとんどなので、給料を差し押さえて強制的に回収するのが業者にとって一番有効な方法になります。
借金が返せない人がすぐやるべきことを解説します。
以下に当てはまるような人は弁護士や司法書士などの専門家に相談して、借金問題を解決しましょう。
- もうどう考えても返済できない
- 貸金業者から訴えられてしまった
- 怪しい業者からお金を借りてしまった
こうなってしまうと返済していくことを考えるよりは「債務整理」という手段を用いて借金を減額したり、返済を免除することを検討した方がいいでしょう。
長年借金に苦しんでいた人も専門家に相談すればすぐに解決するかもしれません。
債務整理には主に3種類がありますので、それぞれがどんなものなのかチェックしてみましょう。
手続き名 | 内容 |
任意整理 | 1番デメリットが少ない手続きで利息をカットして残りを3年から5年で完済する |
個人再生 | 借金の総額を原則5分の1まで減額して、残りを3年程度で完済する |
自己破産 | 持っている財産を処分する代わりに借金をゼロにしてしまう |
時効を援用して借金をなくす
最後が時効を援用して借金をなくす方法になります。実は「借りた側が返済をしない」「貸した側も返済を求めない」という期間が5年以上経過している場合は、その借金は返済する必要がなくなります。そういった時効が成立して返済する義務がないことを主張することを「時効を援用する」といいます。
ただし、期限を迎えたら勝手に時効が成立するわけではないので注意が必要です。時効は援用の手続きをして初めて借金がなくなりますので、もしご自身の借金が時効期間を過ぎていると思ったら早めに当事務所のような専門家に相談いたしましょう!
どうでしょう、借金の返済を滞納して放置した場合の末路についての理解が深まりましたでしょうか?
当コラムを運営する「債務整理ドットコム」では、借金に関する無料相談だけでなく、今の借金の返済がどれぐらい減るのかの借金減額無料診断を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用して借金問題を解決していただきたいと思います。
ここまでで、今回のコラム「借金地獄の末路とは?地獄に陥るパターンを段階的にご紹介します!」の解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。