自己破産した後の生活はどうなる?自己破産への誤解と体験談を紹介!
こんにちは、「債務整理ドットコム」の執筆者である司法書士の久我山左近です。
借金に苦しんでいて自己破産を検討している方にとっては、自己破産で借金がなくなっても、自己破産にどんな不利益があるのかが1番知りたいところではないでしょうか?
インターネット上には、自己破産についてのウソの情報が溢れています!
今回のコラムでは、自己破産についての正しい知識、よくある誤解についてわかりやすく解説します。また、自己破産した方の体験談もご紹介いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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自己破産の正しい知識、よくある誤解についてわかりやすく解説します。
債務整理の手続きには、任意整理、個人再生、自己破産の3つの種類があり、紹介した順番で借金を減額できる幅が大きくなりますが、その半面でデメリットが大きくなります。自己破産は借金をゼロにすることができる反面で、そのデメリットも大きいということになります。
自己破産という言葉を聞くと、多くのペナルティがある厳しい生活が待っているというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は自己破産をした後も普段とそれほど変わらない日常が待っています。
どんな状況の人が自己破産をしているのかを解説します。
ここでは、どんな状況の人が自己破産をしているのかを解説いたしますが、自己破産する人の半数以上が給料の少なさや生活費の不足によるものです。ですから、ご自身の生活を支えるために止むを得ずに借金をした人が多いということになります。
また、自己破産に至るのは30代から60代の親世代がとても多いというデータもあります。自己破産する時の借金の額については400万円以下の人だけでも全体の半数ぐらいになります。自己破産の原因の多くが給料の少なさや生活費の不足なので、借金の総額もそこまで大きくならない傾向があります。
自己破産の後に起こる生活の変化をわかりやすく解説します。
まずは、当たり前ですが自己破産をすると今ある借金はすべてなくなります。
自己破産の手続きでは、ご自身が所有している価値がある財産は処分されることになりますが、パソコンや携帯電話、テレビや家具などの普通の生活に必要なものは残されます。
また、自己破産をすると信用情報機関に事故情報が記載されますので、約5年程度の期間はローンやクレジットカードの利用ができなくなります。この点が自己破産後の生活としては今までとの1番の違いになるのではないでしょうか?このローンやクレジットカードの利用が原因で自己破産に至ったわけですから、自己破産で借金が免除されてから5年程度の期間はクレジットカードの利用を控えるのもいいと思います。
ここまでの解説では、クレジットカードが利用できなくなること以外はほとんど生活に変化がありません。ここからは自己破産への誤解について解説いたします。
自己破産への誤解についてわかりやすく解説します。
自己破産については、インターネット上などでも悪いイメージが先行していますが、実は読者の皆様が思っているほどのデメリットはありません。ここからは自己破産への誤解についてわかりやすく解説いたします。
誤解1:自己破産したことが会社や近隣の方に知られてしまう?
ご自身が自己破産をしたことは、官報という特殊な新聞に記載されますが、官報は一般の書店では購入ができませんので、一般の人が官報を見る機会はほとんどありません、官報から会社や友人、近隣の方に知られる可能性はほとんどありません。
誤解2:自己破産をすると戸籍や住民票に載ってしまう?選挙権がなくなる?
自己破産しても戸籍にも住民票にも載りません。また、選挙権と被選挙権も失いません。被選挙権を失わないということは自己破産をしても選挙に立候補することが可能です。
誤解3:自己破産をすると会社を解雇される?就職できなくなる?
自己破産の手続きを理由に会社を解雇することは許されていません。また、自己破産したことが就職に影響することもありません。ただし、自己破産の手続き中に関しては弁護士、税理士、警備員、生命保険募集人などの一定の資格や職業の方は自己破産の手続きが完了するまでの期間はその仕事ができなくなります。
誤解4:自己破産後は通帳やキャッシュカードを持てなくなる?
自己破産の手続き後は、一定の期間はローンやクレジットカードの利用ができなくなります。ただし、銀行口座を開設して通帳やキャッシュカードについては普通に持つことが可能です。
誤解5:自己破産をすると賃貸アパートから出て行かなくてはならないの?
仮に自己破産したことが大家さんに知られたとしても、家賃を滞納していない限り、そのことを理由により賃貸借契約を解除できません。
誤解6:親の自己破産が子供の就職や結婚に影響がある?
親が自己破産したからといって、子供の就職や結婚にはまったく影響はありません。
誤解7:自己破産後に取得した給料を差し押さえられる?
自己破産の手続きが開始決定された以降に給料を差押えることは一切できません。もちろん自己破産の後は借金自体がありませんので給料が差し押さえられることはありません。
誤解8:自己破産したら年金や失業保険は受け取れなくなる?
自己破産をしても年金や失業保険が差し押えられたり、自己破産の後に年金の支給額が減額されることはありません。
誤解9:自己破産すると家財道具や車を差し押さえられる?
自己破産の手続きでは、ご自身が所有している価値がある財産は処分されることになりますが、パソコンや携帯電話、テレビや家具などの普通の生活に必要なものは残されます。ローンが残っていない自動車については、原則として時価が20万円以下の場合はご自身のお手元に残すことができます。
誤解10:自己破産をすると家族に迷惑がかかる?
家族がご自身の保証人になっていない限り、自己破産によって家族に影響が及ぶことはありません。また、ご自身が自己破産したことで、家族自身がクレジットカードを作れなくなることはありません。
どうでしょう、自己破産に対するイメージが少し変わりましたでしょうか?
自己破産の体験談を紹介いたします。
ここからは、わたしの事務所で自己破産された方のリアルな体験談をご紹介いたします。
自己破産の解決例・その1
会社の業績悪化から、月々の返済が不可能に!(Bさん 会社員/32歳・男性)
学生時代に初めて作った丸井のクレジットカードのキャッシングがきっかけになり、お金が足りなくなる度にキャッシングをおこない、少しずつ他のカードも作り増えてしまった借金も気が付くとかなりの金額まで膨らんでいました。
ずっと返済と借り入れを繰り返す自転車操業でなんとか支払いを続けてきましたが、会社の業績が悪くなり給料を減らされたことで、完全に返済ができなくなってしまいました。
相談した法律事務所では着手金がないと手続きが出来ないと言われてしまったので、自己破産の手続きは無理だとあきらめていたところ、このサイトでは私のできる範囲での分割に応じていただけたので、実際に自己破産の手続きをお願いしました。
依頼後は今までの返済をストップしていただいたので自己破産の費用の積み立ても順調に進み無事に自己破産の免責も受けられて借金をなくすことができました。
自己破産の手続き ⇒ 総額260万円あった借金がすべて免除されました!
今回、このサイトでは自己破産の手続き費用の支払いについて真摯にご相談に乗っていただけたことで、自己破産の手続きに踏み切ることができました。
最近では新しい会社に就職して少し収入が増えたことと、とにかく今までの借金の返済がなくなったことで、家計はとても楽になり日々の生活はとても充実しています。本当にありがとうございました。
自己破産の解決例・その2
母子家庭のUさん、特別割引制度で人生をリセット!(Uさん 主婦/27歳・女性)
結婚前から長く続いている借金の返済なのですが、もともと楽天的な性格でそのうち何とかなるだろうと気楽に考えていました。
しかし、夫の浮気による離婚後はパートの収入だけになってしまったことで、借金はいつまでたっても減らない状況が続いていました。
まだ小さな子供の将来のことを考えると借金を何とかしなければいけないと考えるのですが債務整理の手続きをお願いする費用など支払えるはずもなく、何もできない日々が続いていました。
ある日、インターネットで検索をしていたところ、母子家庭の方に特別な割引制度があるというこのサイトの無料相談を見つけました。
これだと思い、すぐに相談をして事情をお話しすると、担当の司法書士の先生は割引制度を適用したとても低額な費用で自己破産の手続きを快く引き受けてくれました。
自己破産の手続き ⇒ 総額150万円あった借金がすべて免除されました!
この度は特別な割引費用でわたしたち親子の人生の再スタートのお手伝いをいただき本当にありがとうございました。自己破産の手続き後はパートから派遣社員にステップアップして少しずつでも貯金を始めることができるようになりました。そして、なにより子供と二人、質素ですが幸せな生活を楽しめるようになりました。私の借金の悩みを解決していただき本当に感謝しています。
どうでしょう、自己破産後の生活はほとんど変わらないということが理解できましたでしょうか?
当コラムを運営する「債務整理ドットコム」では、借金に関する無料相談だけでなく、今の借金の返済がどれぐらい減るのかの借金減額無料診断を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用して借金問題を解決していただきたいと思います。
それでは、ここまでで今回のコラム「自己破産した後の生活はどうなる?自己破産への誤解と体験談を紹介!」というテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。