債務整理するとスマホの機種変更はどうなる?司法書士が解説します!
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
借金で困って債務整理の手続きを検討している方にとって、スマホの取り扱いがどうなるのかは、1番興味はあるところだと思います。
今回のコラムでは。債務整理の手続きをした後に、魅力的な新しいスマホが販売された場合に機種変更が出来かどうかについてわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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債務整理した後にスマホの機種変更ができるかについて詳しく解説します!
債務整理の手続きでのスマホの取り扱いについては以前のコラム「債務整理でスマホはどうなる?携帯電話の強制解約もありうるの?」で詳しく解説していますので、そちらもぜひご覧になってください。
今回のコラムでは、債務整理の手続きのあとに、スマホの機種変更ができるかどうかということにフォーカスにて解説をいたします。
まず、債務整理の手続きにも3種類の方法、任意整理、個人再生、自己破産がありますので、それぞれの手続き後のスマホの機種変更ができるかどうかを解説いたします。
任意整理の手続き後のスマホの機種変更について
任意整理の手続きでは、弁護士や司法書士が依頼人の代理人になり、金融業者やクレジット会社と直接交渉することで月々の返済を減額し、借金の完済を目指す手続きです。
この任意整理の手続きは、整理する借金を選択することができますので、住宅ローンや自動車ローンといった整理をしてしまうと財産を失うようなローンを除いてその他の借金のみを整理することができます。ですから任意整理の手続きでは、スマホの通信料やスマホ本体の分割払いの代金は整理の対象から外すことになります。
結論から言えば、任意整理後のスマホの新規契約やスマホの機種変更は問題なくできることになります。
しかし、1つ問題があります。任意整理の手続きをすると信用情報機関に事故情報が記載されますので、5年程度の期間はローンやクレジットカードの利用が制限されてしまいます。ですから、スマホ本体を一括で購入する場合はまったく問題ありませんが、もしスマホ本体を分割で購入したい場合には、ローン契約になりますので契約ができない可能性が高くなります。
どうしても新しいスマホに機種変更したい場合は、スマホ本体を一括で購入する必要があります。
個人再生の手続き後のスマホの機種変更について
個人再生の手続きは、裁判所に申し立てをおこない、借金の総額1約5分の1に減額することを認めてもらい、その減額した借金を完済することで借金を解決する手続きです。
任意整理の手続きでは、スマホの通信料やスマホ本体の分割払いの代金を任意整理の手続きで整理しなければいいので単純に考えられますが、個人再生の手続きではすべての借金を手続きの中に含める必要があります。要するに個人再生の手続きの中にスマホの通信料やスマホ本体の分割払いの代金を含めてしまうと、携帯会社に対して料金を踏み倒すことになってしまいますので、スマホは強制的に解約されてしまいます。
もし、そうなってしまうとスマホの新規契約も機種変更もできなくなります。また、通信料金の滞納はそれぞれの携帯会社で共有していますので、他のキャリアでも契約は難しくなります。
そうならないためにも、個人再生の手続きは実績や経験がある事務所に依頼する必要があります。個人再生の手続きに慣れている事務所であれば、裁判所を説得してスマホの通信料やスマホ本体の分割払いの代金を個人再生の手続きから外す交渉をいたします。こうした手続き後であれば、個人再生後のスマホの新規契約やスマホの機種変更は問題なくできることになります。
任意整理と同様に個人再生の手続きをすると信用情報機関に事故情報が記載されますので、5年程度の期間はローンやクレジットカードの利用が制限されてしまいます。ですから、スマホ本体を一括で購入する場合はまったく問題ありませんが、もしスマホ本体を分割で購入したい場合には、ローン契約になりますので契約ができない可能性が高くなります。
どうしても新しいスマホに機種変更したい場合は、スマホ本体を一括で購入する必要があります。
自己破産の手続き後のスマホの機種変更について
自己破産の手続きは、裁判所に申し立てをおこない借金のすべてを帳消しにすることを認めてもらう手続きになります。
任意整理の手続きでは、スマホの通信料やスマホ本体の分割払いの代金を任意整理の手続きで整理しなければいいので単純に考えられますが、自己破産の手続きではすべての借金を手続きの中に含める必要があります。要するに自己破産の手続きの中にスマホの通信料やスマホ本体の分割払いの代金を含めてしまうと、携帯会社に対して料金を踏み倒すことになってしまいますので、スマホは強制的に解約されてしまいます。
もし、そうなってしまうとスマホの新規契約も機種変更もできなくなります。また、通信料金の滞納はそれぞれの携帯会社で共有していますので、他のキャリアでも契約は難しくなります。
そうならないためにも、個人再生の手続きは実績や経験がある事務所に依頼する必要があります。個人再生の手続きに慣れている事務所であれば、裁判所を説得してスマホの通信料やスマホ本体の分割払いの代金を個人再生の手続きから外す交渉をいたします。こうした手続き後であれば、個人再生後のスマホの新規契約やスマホの機種変更は問題なくできることになります。
個人再生理と同様に自己破産の手続きをすると信用情報機関に事故情報が記載されますので、5年程度の期間はローンやクレジットカードの利用が制限されてしまいます。ですから、スマホ本体を一括で購入する場合はまったく問題ありませんが、もしスマホ本体を分割で購入したい場合には、ローン契約になりますので契約ができない可能性が高くなります。
どうしても新しいスマホに機種変更したい場合は、スマホ本体を一括で購入する必要があります。
どうでしょう、債務整理の手続き後のスマホの機種変更についての理解は深まりましたでしょうか?
当コラムを運営する「債務整理ドットコム」では、借金に関する無料相談だけでなく、今の借金の返済がどれぐらい減るのかの借金減額無料診断を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用して借金問題を解決していただきたいと思います。
ここまでで、今回のコラムの「債務整理するとスマホの機種変更はどうなる?司法書士が解説します!」というテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。