任意整理の手続きが有効なケースを司法書士がわかりやすく解説！

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こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。

任意整理の手続きは、貸主となる業者と依頼人の代理人になる弁護士や司法書士が直接交渉して、借金を減額してもらう手続きです。任意整理の効果は、手続き後の利息をカットすることと、月々の返済額を減額して支払いを楽にすることです。

任意整理の効果は間違いなくありそうですが、インターネットでは任意整理は意味がないという噂があります。

今回のコラムでは、任意整理は意味がないというインターネットの噂を検証してみたいと思います。

借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

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任意整理は意味がないというネットの噂を司法書士が検証いたします！

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インターネットの噂では、任意整理はあんまり意味がないからやめた方がいいということが書かれていることがあります。

今回のコラムでは、この任意整理の手続きは意味がないという噂を検証することにいたします。

任意整理は意味がないと誤解する人がいる理由を解説します。

ここでは、例を挙げて意味がないと言われる任意整理の手続きを検証いたします。

まず、借金の総額が１５０万円という設定で検証いたします。

任意整理の手続き前	約４万５千円
任意整理の手続き後	約４万２千円

どうでしょう、これだけ見るとほとんど返済額は変わりませんね！しかし、総支払い額と返済の回数には大きな違いがあります。

もう１つ以下の表をご覧ください。

	総支払い額	支払い期間
任意整理手続き前	約１９５万円	４３ヶ月
任意整理手続き後	１５０万円のみ	３６か月

任意整理の手続き後は利息がカットされますので、トータルとしては返済はかなり楽になっています。

しかし、任意整理よりも普通に返済をする方が月々の返済額が安くなることもあります！それは返済後に新たにできた融資枠から借り入れをすることです。上記のように１５０万円の借金だと約２万円ぐらいが１カ月の利息になりますので、返済後はまた２万５千円を借りられることです。

こうした理由が任意整理が意味がないということの根拠なのでしょうが、４万５千円を返済してもまた２万５千円を借り入れしてしまっては、永遠に借金問題は解決しませんし、この方法だと１５０万円の借金に対して１０年で２２５万円の利息を支払うことになります。

目先の支払い額にとらわれてしまい、ずっと利息を支払い続けることが無駄なことだと判断できる方であれば、任意整理の手続きの大きなメリットが理解できると思います。

また、目先のことを考えたとしても任意整理で支払い回数を６０回と長くすると月々の返済額は２万５千円まで減額できますので、任意整理のメリットを感じてもらえると思います。

もう１つ、任意整理を止めた方がいいという理由が、任意整理の手続きをすると信用情報機関に事故情報が記載されるということだと思います。この点に関しては、任意整理の手続きをおこなって５年間での返済計画であれば、信用情報が回復するぐらいの時期で借金の返済が終わりますので、逆にデメリットとはならないといった考え方もあります。また、実は２、３か月返済を滞納すると信用情報機関に事故情報が記載されますので、いつか返済が滞納する可能性があるぐらいでしたら任意整理で借金を解決するほうがベストな選択になります。