任意整理してもクレジットカードの家族カードは利用できる?
こんにちは、「債務整理ドットコム」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
債務整理の手続きの中でも、任意整理は1番デメリットも少なく、裁判所を通す手続きではありませんので、借金で困っているほとんどの方は、この任意整理で借金問題を解決しています。
そんなメリットが多い任意整理の手続きですが、唯一のデメリットが信用情報機関に事故情報が登録され、しばらくの間はローンやクレジットカードの利用ができなくなることです。
そんなクレジットカードがない不便さを解消するのが、クレジットカードの1つである家族カードになります。
今回のコラムでは、任意整理の手続きでクレジットカードの1つである家族カードの取り扱いについてわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとってはとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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任意整理での家族カードの取り扱いは?司法書士が解説します。
現代社会ではキャッシュレスに慣れてしまっている方が多く、クレジットカードがないと不便さを感じる方も多いのではないでしょうか!任意整理を含めて債務整理の手続きをすると、しばらくの間はクレジットカードが利用できなくなります。
そんなクレジットカードがない不便さを解消する方法の1つが家族カードを利用することです。
今回のコラムでは、任意整理の手続きでクレジットカードの1つである家族カードの取り扱いについてわかりやすく解説いたします。
クレジットカードの中の家族カードについておさらいをしてみよう!
家族カードとは、本人の信用に基づいて、その家族に与えられるクレジットカードになります。
例を挙げれば、ご自身がクレジットカードを持っているとして、その家族に対して発行されるクレジットカードで、ご自身のカードの限度額の範囲内で利用できます。ご自身のクレジットカードの限度額が50万円だとしたら、ご家族もその限度額の範囲内でクレジットカードの利用ができます。
パターン別の家族カードが利用できるケースを解説します。
任意整理をするとしばらくの間はクレジットカードの利用ができなくなります。
ここでは、家族カードが使えるケースと使えないケースについて紹介いたします。
ご自身は任意整理したが、家族は任意整理していないケース
ご自身が任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録されますので、ご自身のクレジットカードは利用できなくなります。それに伴なって、ご自身のクレジットカードで発行した家族カードは残念ですが利用できなくなります。
逆に、家族のクレジットカードで発行しているクレジットカードには何の影響もありませんので、家族が発行している家族カードご自身で利用することは何ら問題がありません。
家族は任意整理したが、ご自身は任意整理していないケース
家族の方が任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録されますので、家族の方のクレジットカードは利用できなくなります。それに伴なって、家族の方のクレジットカードで発行してご自身が持っている家族カードは残念ですが利用できなくなります。逆に、ご自身が発行しているクレジットカードには何の影響もありませんので、ご自身のクレジットカードで発行している家族カードを家族の方が利用することは何ら問題がありません。
クレジットカードが作れるようになるのは約5年後になります。
この信用情報機関に事故情報が登録されることを、一般的にブラックリストに載るといわれています。
このブラックリストにはずっと登録されているわけではなく、一定期間が経過するとブラックリストから抹消されます。
この期間は債務整理の手続きによって異なり、任意整理で約5年、個人再生や自己破産では約5年から約10年になります。
種類 | 起算日 | CIC | JICC | KSC |
延滞 | 延滞解消日 | 5年 | 5年 | 5年 |
任意整理 | 和解成立日 | 5年 | 5年 | 5年 |
個人再生 | 手続き開始決定日 | 5年 | 5年 | 10年 |
自己破産 | 免責許可確定日 | 5年 | 5年 | 10年 |
任意整理の場合は、約5年経過するとブラックリストから事故情報が抹消されますので、5年後からはまたクレジットカードが作成できるようになります。
どうでしょう、任意整理での家族カードの取り扱いについての理解が深まりましたでしょうか?
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ここまでで、今回のコラム「任意整理してもクレジットカードの家族カードは利用できる?」の解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。